01.Love game
02.High Touch
03.君の痛んだ気持ち
04.Raindrops-キミとボク-
05.花火日和
06.delight
07.BOMBER GIRL
08.Just The Way You Are
09.あした元気になあれ
10.One More Chance
11.misty moon-蜜月-
12.あなたを愛し続けてく理由

GENDERLESS RECORDS

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前作のOriginal 5th Album 『月触-indicate-』から2年ぶりとなり、今回の『LOVEBITES』は2019.06.06にDebut Mini Album『FEVER』をリリースしたJaykeyのプロデュース作品の中から本人が厳選した曲のセルフカバーと書き下ろしの新曲を含む全12曲入り。

私キャリー·モネット(狩谷桃寧)がインタビュー形式でお話を聞きました。

【モネット】Original Albumとしては2年ぶりになりますが、Acoustic concept Mini Album『言ノ葉-logic-』からだと一年ぶりになりますね。今回のNew Album『LOVEBITES』はまた雰囲気の違う様々な楽曲が収められてますが、初めから狙って作ったんですか？

【泉未】『言ノ葉-logic-』は企画盤でしたし、Acousticをメインで作り上げたMini Albumだったから今回はいつもの派手なものをやろうと思って制作に入りました。てか、反動的な感じかな（笑）

【モネット】反動なんですね（笑）2019年に泉未さんがプロデュースしたJaykeyの楽曲もセルフカバーして、アルバムの色味っていうかその派手さが増した仕上がりですね。

【泉未】そうですね、Jaykeyのアルバムはダンスポップ中心だったので収録しました。セルフカバーしたのも自分用の曲としてはあまりやらないような楽曲に仕上がったから、敢えて自分のキャリアとして残しておきたかったのはあります。初めにどの曲をセルフカバーするかって所からアルバム制作が始まってその楽曲達とのバランスなどを計りながらやりたいことをやっていった感じですかね。そうしたら「こうなりましたァ」って感じですね。

【モネット】まずはそこから制作がスタートしたんですね。それから毎回の質問になるんですが、アルバムタイトルの『LOVEBITES』ってキスマークって意味ですよねぇ。そのタイトルにしたのは何故ですか？

【泉未】各曲事に復帰してからの自分の考え方や思いなどを詰め込んだんで、キスマーク＝印みたいなイメージです。歩みを残す的な感意味合いを込めてつけました。愛すべきあなたへの印ですね。

【モネット】なるほど。生きてきた証みたいな感じなんですねぇ。アルバムの中の楽曲もヒップホップやボサノバなどバラエティーに飛んで豊かに表現してますよね。

【泉未】やっぱり企画盤や提供などをしていたら、無難よりも攻めの姿勢にはなりますね。ミニアルバムではacousticでしたから余計にそう思うかも知れないです。勿論、『言ノ葉-logic-』も自分にとってはいい刺激になりましたし、また企画盤もやろうかなと思ってますから、それが今回のアルバム作りにも繁栄されて多種多様なものにはなったかもしれないですね。

【モネット】今回の『LOVEBITES』は聞いていて前向きになれますよね。それでいてどこかほろっとなると言うか…。甘く切ないです。聞いていてクリアな気持ちになりました。

【泉未】ありがとうございます。そこも狙いです(笑)意思の強い内容の曲が多いと思いますよ。2020年はオリンピックイヤーですし、自分としてはソロ25周年に向けての意気込みと言うか…。ハッピーだったり、自分らしくキラキラしていけたら幸せかなって思っていて¨大人の青春¨をテーマに復帰したんで楽しまなきゃですよ。

【モネット】ホントそうですよね。キラキラしていたいですよね。私も常々感じるところではあります。だから聞いていてクリアな気持ちになるんですね、きっと。それでは各楽曲事にセルフライナーノーツと言う形でコメントを頂いたので、掲載致します。


01.「Love game」

アルバムの表題曲として作った楽曲。泉未流のデジタルポップでサビ頭の曲を一曲目って言うのは新鮮ですね。この曲は真面目一筋の生き方をする人について行こうとする主人公を¨人生ゲーム¨や駆け引きと言う意味に置き換えて描きました。


02.「High Touch」

JaykeyのDebut Album「FEVER」に収録されていた曲で、自分用にと考えていたので入れました。夢に躓いてもまだまだ頑張ろうよと投げかけるファイトソング！トランスをスパイスに取り入れながら間奏部分のアレンジが格好いいかな。


03.「君の痛んだ気持ち」

電話の音から始まるマイナー調の楽曲。SNSの被害者を描きたくて内容が暗くならないために別れた後の二人の微妙な関係を歌詞に練り込みました。はらっとさせるアレンジはこの曲の持つイメージを明確にしてくれたように思います。


04.「Raindrops-キミとボク-」

「FEVER」に収録されたJaycoソロ。雨をテーマに展開してゆく切なさ全開のR&B要素を軸にしてミディアムに仕上げました。思い合う気持ちのズレって苦しいよね。そうしてお互いを確かめ合うことが大切なんだと改めて実感しましたね。


05.「花火日和」

自分の中では初めての夏祭りをテーマに書いてみました。淡々と進むメロディーとドラマチックに進んでいくサウンドは思いついた時には形になってましたね、花火が上がっているような感じでしょ？(笑)アニメ映画¨君の名は¨をイメージしました。


06.「delight」

ヒップホップを全面に出したポップス。サウンドのループさと耳に直に入ってくる柔らかいrapは心地いいんじゃないかな。都会の朝の雨上がりのような匂いがサウンド全体に出せていると思います。自分らしく生きるための教材的な世界ですね。


07.「BOMBER GIRL」

こちらはJaykeyのアルバム用に書いた曲です。敢えて今回収録しました。今までの自分では書かない歌詞ですね。まだまだアゲアゲで行こうよとメッセージを込めたバブリー感溢れる80’～90’を意識したダンスポップチューン！


08.「Just The Way You Are」

「FEVER」に収録されたKeykoのソロ曲。王道のミディアムバラード。bメロの語りかけるようなメロディーラインが素直に愛してゆきたいと願う女性像を表現出来てるんではないでしょうか。シンプルさがリアルに感じてもらえるんじゃないかな。


09.「あした元気になあれ」

ボサノバ調で仕上げたホンワカした口直し的な可愛らしい楽曲です。公園で一人遊ぶ子供を見ながらふと自分の子供時代を思い出す主人公を描きました。「言ノ葉-logic-」を制作時に浮かんでいた曲で今回は収録することにしました。


10.「One More Chance」

こちらはJaykeyの『FEVER』に収録された「Love Again」と言う曲のタイトルを替えて収録致しました。派手な演出の中にポップでライトな世界を90’s サウンドにしてまとめたテクノ風な曲。ラブリー感がハンパないハツラツした楽曲です。


11.「misty moon-蜜月-」

自分が好きな月をモチーフにしました。叙情的なメロディーと平安時代の物語をイメージしました。蜜月を思い出し桜の舞う季節の切なさを古典的な言葉を使って描きあげました。このアルバム制作では一番最後に書いた曲ですね。


12.「あなたを愛し続けてく理由」

ラストはAcoustic guitarだけで構成されたバラード。レコーディングは一発OKだったんですよ。「言ノ葉-logic-」で培ったアレンジが光ってます。題名の通り理屈じゃない愛の形を等身大の今の自分なりの言葉で綴りました。


【泉未】Original 6th Album『LOVEBITES』はめいいっぱいの今の自分を表現した1枚です。復帰してからはあれやこれやとやることが沢山あって目まぐるしく過ぎてしまいます。これは充実してると言う事なんですかね。¨大人の青春¨って楽しいですよね、みんなキラキラして生きて行きましょう


【モネット】泉未さん、ライナーノーツありがとうございました。掲載記事を観覧しながら聴いてますが、暫くはこのOriginal 6th Album『LOVEBITES』は私のバイブルになりそうです